皆さんシェイクスピアってご存知ですか?
有名な名言「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ。」っていうセリフは聞いたことあるかと思います。この原文は”To be, or not to be: that is the question.”です。
この原文を読むと、生きるとか死ぬとか直接的な表現ではなく、to be といって曖昧に表現しています。英語のリズムを取るためでもあるそうな。
で、原文で読むとしっかり作者の言いたいことが伝わってきます。
このシェイクスピアさん、他にもいろんな劇で名言を書いていますのでご紹介します。
英語の勉強の励みになれば幸いです。
※訳は関西弁にしています。
No.1
The empty vessel makes the loudest sound.
(訳:空の入れモンがいっちゃん大きい音出せんねん。)
先入観であったり中途半端な経験、技術よりかは、何も入ってない白いキャンパス的な人(物)の方がデカい一発を当てれたりする、といった意味で捉えました。
ま、実際には、ちょうど共鳴するくらいの深さまで水なり何なりを入れたほうが大きい音が出るんですが、ね。。
物理習ったら中学生でもわかるんですが、水を差すのはこれくらいにします。
No.2
Love all, trust a few, do wrong to none.
(訳:すべてを愛し、少しを信じ、間違ったことをしたらアカンで。)
この名言は深いーー。間違ったことをしたらアカンで、っていうのはめっちゃ普通のことですが、すべてを愛し、少しを信じる、っていうのは深いと思いませんか。
愛することと信じること。
愛を持って接することは全ての人(モノ)に対してするべきで、決して全ての人(モノ)を信じちゃいけないよってことだと解釈しました。
あなたはどんな解釈をしますか?
No.3
It is not in the stars to hold our destiny but in ourselves.
(訳:俺らの運命っちゅうのは星空の中にあるんとちゃうねん。俺らの中にあるねん。)
こういうの好きです。
がんばったら報われる、自分の人生は自分で切り拓ける、そういう思想を肯定するような名言は個人的に大好きです。
でも最近はちょっと違うんかなって思うような論文がぎょーさん出てて、「結局遺伝子やで」みたいな本が流行ったりしています。
この本
けっこう興味深いです。この本。作者は15年くらい前にベストセラー「マネーロンダリング」を書いた橘玲さんです。
でも私はDNAが支配するような人生でも、幸せならオールおっけいです。ありがたくこの世を謳歌したいと思っております。
No.4
Cowards die many times before their deaths; the valiant never taste of death but once.
(訳:臆病モンは何回も死ぬねん。実際に死ぬ前にな。でもな、勇敢なヤツは死ぬまで一回も死の味っちゅうのを知ることはないねん。)
ビビるな、チャレンジしろ!そんなウィリアム、いやシェイクスピアの声が聞こえるようです。
好きです、ウィリアムさん。
次。
No.5
No legacy is so rich as honesty.
(訳:遺産がないっちゅうのは正直さと同じくらいエエことやねんで。)
このlegacyってのは伝統という意味もあって悩みましたが、要するに「何か引き継ぐもの」というニュアンスで捉えたら良いと思います。
遺産っていうとナマナマしいですが、シェイクスピアさんは「生まれ育ちに関係なくrichになれるんやで」と諭しているように解釈できます。
ますます好きになりましたウィリアムさん。
No.6
What’s done can’t be undone.
(訳:やった事はやってない事にはできひんねやで。)
当たり前ですが、日本のことわざでいうと「覆水盆に返らず」でしょうか。
常日頃の善行を心がけよ、というメッセージと解釈しました。ま、何事もやらかした後のアフターケアで人間性が見えたりしますしね。
No.7
Listen to many, speak to a few.
(訳:いっぱい聞いて、ちょっとだけ喋れ。)
これはお喋りな人(私を含む)は肝に銘じたら良いと思います。口は災いの元って言いますしね。
そしてよく聞く人ってのが一流であるっていうのは良く聞く話ですし、人の話をよく聞きましょうって小学校の先生みたいな事言ってますねこの人。
No.8
There is nothing good or bad but thinking makes it so.
(訳:良い事も悪い事もこの世にはあらへん。お前がそう考えるからそうなんねん。)
最後に大好きな言葉です。世の中に善悪なんちゅうモンはなくて、それが善、それが悪っていう考え方があるだけなんや、と。
ついつい杓子定規で考えてしまいがちな世の中の出来事や周りの出来事を、ちょっとrethinkするためにもこの言葉は心に刻んでおきたいです。
ちなみにこの上の名言は全部この塗り絵本から抜粋してます。
タイトルを直訳すると「日々のストレスと闘う365の方法」です。
ストレス大国日本ではベストセラー必死ですね。
ストレス溜まってる人はお買い求めください。